反抗期はいつ終わる?反抗期をこじらせないために親がすべき3つの事

こちらの記事では

めぐ

・子供の反抗期について知りたい。
・子供が反抗期で困っている。
・どうしたら早く反抗期が終わるのか知りたい。

そんな方に向けて書いています。

反抗期はいつ終わるの?親を悩ませる反抗期の正体

高学年の小学生、中学生のお子さんを持つ方
お子さんは絶賛、反抗期でしょうか・・?

反抗期というものは、大人になるうえで必要な事の一つで
状況に差はあるもの 中学生の90%  は反抗期があると言われています。

そもそも反抗期というのは、子どもが大人に成長する際に
身体と心のバランス が取りにくくなることで起こる現象です。

「自立したい気持ち」と「甘えたい気持ち」が
混ざり合った、とてもややこしい時期でもあります。

そんな状態なので、イライラするのも当然。
親も子自身も理解するのは難しいのです。

しかしながら、突然やってくる反抗期のせいで
子供に酷い態度を取られたら、たまったものではありません。
可愛いわが子に暴言を吐かれるだけで、心はズタボロ・・。

反抗期はなぜ、こんな風にこじれてしまうのでしょうか?

反抗期は性格によるもの?

反抗期の原因については、いろいろな意見がありますが
私の経験からで言えば 性格は大きくは関係ない と感じています。

実際に、私の息子たちは
長男(高1)は物静かでおとなしい性格
次男(中2)は感情的で激しめの性格
と真逆な二人。

反抗期はあったものの
「だまれ、クソババァ」や「ババァ、死ね」などの
酷い暴言を言われた事はありませんし
暴力を振るうような事もありませんでし
比較的すんなりと反抗期は終了したように思います。

普段、物静かでおとなしい性格でも
母親の前では激しい暴言を吐くお子さんもいますので
性格の影響はそこまで大きくないと言って良いでしょう。

反抗期を出来るだけ早く終わらせるには?

では、反抗期がこじれて
長引いてしまうのは何が原因なのでしょうか?

結論から言えば
親と子どもの関係性がうまくいっていない からです。

親が子どもとどのように関わるかで
反抗期が激しいものにも、穏やかなものにも変化します。

では、どうすれば反抗期をできるだけ穏やかに
できるだけ早く終わらせることができるのでしょうか?

反抗期をこじらせないために親がすること3つ

それでは具体的に、反抗期をこじらせないために
親が気をつけなければならないことを4つと
ベストな対応例を挙げていきたいと思います。

①子供との距離感を保つ。

子どもが可愛いゆえに、小さな頃と同じように
子供の 全てを知りたい と思っていませんか?

残念ながら、今はもう小さな子供ではありません。
親に言いたくないこと、知られたくないこと
そっとしていて欲しい時間もあります。

過剰に干渉される事に不快を感じ
それが無視や暴言へと繋がります。

かと言って、興味を持ちなさすぎると
小さな子供のように戻ってしまう、とても我儘な時期なのです。

ベストな対応は?
話したくない時や、自分なりに考えている時に
親の都合で根ほり葉ほり聞いてしまうと、子供も不快に感じます。
逆に子供が自ら聞いてほしいとアクションを起こしたら
タイミングを逃さず、しっかりと聞いてやる事。
思春期はタイミングを逃すと話さなくなりますので
注意深く見守る必要があります。

②親の価値観を押し付けない。

日本では、子供は「親の所有物」という考え方が根本にあり
自分の子供 = 自分 と考えてしまう人が多く
自分と子供の人生を切り離して考える事が出来ない傾向にあります。

だからこそ
自分ができること = 子供にもできる と考えて
上手く出来ない事を責めてしまったり
自分が正しいと思うことを何のためらいもなく
子供に押し付けてしまうのです。

そうする事で
大人と子供の間を彷徨う思春期の子供は
「自分の事を大人として認めてくれない」
「価値観を押し付けられている」
と感じるようになり、反抗期がさらに激しいものとなります。

ベストな対応は?
親(自分)と子供は、別の人間(人格)だということを認識する。
自分と血の繋がった子供であっても、クローンではありませんので
自分にできた事が我が子にできるとは限りません。
子供には子供の価値観があり、押し付ける権利は親にもないのです。
まずは、子供の価値観と人格を認めてあげる事で
親のアドバイスにも耳を傾けるようになります。

③自分の楽しみや趣味を見つける。

なぜ、親は
子どもの事になると、過剰に干渉してしまうのか。

それは、自分にとって興味が全て
子ども に向いてしまっているから。

もちろん、子どもの事を一生懸命に考える事は
とても大切なことであり、素晴らしい事です。

しかしながら、子ども中心で物事を考えすぎると
「失敗しないだろうか」
「今、何をしているのだろうか」
「心配でたまらない」
と過剰な干渉をしてしまう危険性があります。

過剰な干渉というのは
「子どもを信用していない」というマイナスのサインを
子供に送っている、と言っても過言ではありません。

ベストな対応は?
専業の方であれば、この機会に仕事を始めるのも1つ。
また、日頃から夫や友人と出かけたり
趣味などの自分の楽しみを見つけ、それに没頭してみましょう。
子どもは、思った以上に親の姿をしっかりと見ています。
楽しそうにしている姿や一生懸命な姿を見て
「ウザイ」「ダサい」とは思いません。自分の世界を持つことも大切です。

思春期の子どもと親のベストな関係とは?

このように子供の意思を尊重し、自身の事に目を向けることで
子どもが酷い反抗期を迎える可能性は少なくなります。

しかしながら「子供の意思を尊重する」というのは
「子供の言いなりになる」ということではありません。
そこを間違えてしまうと「俺様子ども」が生まれてしまいます。

子供の価値観も受け入れながら
間違いがあれば、しっかりと指摘し
本人の自立を促すアドバイスを
与えられる存在となる事がベストな親子の関係です。

なお「俺様子ども」についてはこちらの記事で
詳しく記載しています。

思春期の対応はどうすればいい?「俺様子ども」への対応5つのポイント

親は「木の上から立って見る」と書いて親と読む。

実は、この解釈って間違っているそうですね。
本来はこんな意味はないそうです(笑

ですが、「親」をこんな風に例えた方は
本当に素晴らしいな、と私は素直に思います。

少し離れた位置から、子供の様子をしっかりと見守り
助けを求められたらアドバイスだけをして手を出さない。
まさに、思春期の子供に対して親がすべき事だと思います。

親が近づきすぎる事で、その関係が崩れ
激しい反抗期 に変化するのです。

親は子どもが可愛くて仕方ないものですが
「もうすぐ大人になる」ものとして認める事で
子どもと良好な関係を築く事ができるでしょう。

あとがき

いかがでしたでしょうか?

分かってはいるけど、難しい・・。
本当にできるだろうか?

そんな風に思ってしまう事、すごく分かります。

しかしながら
「反抗期だから仕方ない」
「どうしようもできない」
そんな風に思っていても
目の前の問題は何一つ解決はできません。

自分のできる事から
一つ一つ始めてみましょう。

遅すぎる事はありません。
親が変わる事で子供もどんどん変化します。

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